異業種転職を目指したきっかけは怪我でした。
50代になって子育てが終わり、
無謀にも未経験の異業種転職を目指してます😊
ずっと憧れていた事務職への転職にチャレンジしようと
初めて決意したのは5年前です。
当時15年ほど勤務している医療福祉業界から
事務職への転職を考えました。
きっかけは膝の怪我です。
当時は手術をすれば治るだろうと、
仕事を辞めることは考えてもいませんでした。

でも手術をしても痛みがなくなることはなく、
歩くことも辛い状況でした。
注射をしたり、リハビリに通ったり、
2度目の手術もしました。
何が何でも治さねばと保険外の最新医療も試しました。
治療費もたくさんかかりましたが、
やはり痛みは変わらずでした。
怪我をした右足をかばいながら
半年以上仕事をしていましたが、
無理をすると左足まで痛くなるようになり、
さらに体も歪んで、腰や肩もあちこちが痛くなりました。
右足をかばう生活をしていたので、
右の太ももが明らかに細くなってしまいました。

そこで筋力をつけようとトレーニングをすると、
さらに痛みが強くなってしまうという
悪循環に陥っていました。
足を引きずり、杖を使いながら仕事をする状態で
1年が経とうとしていました。
痛みよりも同僚に迷惑をかけながら仕事することが
何よりも辛かったです。
私が弱音を吐くと、同僚も上司も
「できる範囲でいい」
「とにかくいてくれればいい」
と言ってくれる優しい人達でした。
いやな顔せず周りがフォローしてくれましたが、
どう考えても普通に歩ける人と私が代わったら、
業務全体が確実に楽になるだろうという状況でした。
それがわかるので私は痛みをこらえ、
無理をして仕事をしました😣
同僚たちも私が無理をしないよう気を使い、
通常以上に頑張っていました。
あの時、どうすれば良かったのでしょうか。
治っていつか恩返しできればと思っていたのですが、
もうこのまま治らないかも・・・
と思うようになりました。
痛みと申し訳なさと
悔しさともどかしさと
情けなさと疲れと
もう気持ちがごちゃごちゃになって、
このままだと鬱になってしまうかもと自分で思い、
怖くなりました😔
そして退職を決意しました。
密かに憧れていた事務職。天職と適職について考えました。
この足でどんな仕事ができるのだろうか・・・
椅子に座っている仕事しかできない。
・・・・・・・・ 事務職!
そういえば私、事務職にずっと興味があったんです。
憧れていたんです。
前職では横目で事務の仕事をしている方をよく見ていました。
まず、椅子に座りパソコンに向かっている姿が
素敵だなと思いました。
一日を通して、黙々とテキパキと仕事をこなし、
電話対応や上司とのやり取りも
なんだか颯爽としています。

そんな素敵な事務職さんの仕事ぶりを尊敬し、
憧れていました。
志望動機にすると弱すぎかもしれませんが
素直な気持ちです。
天職と適職について、
じっくり考えたのがこの時期です。
今の仕事は知識も経験もあり、
おこがましいかもしれませんが
仕事ぶりを評価してもらうことがとても多く
それに応えようとかなり無理をしていました。
すごーーーーく頑張ればそれなりにできる。
でも向いていないとつくづく感じながら
長いこと働いていました。
それでも家計のことを考えたり、
せっかく苦労して取得した資格を活かしての仕事なので
辞めることは考えられませんでした。
頑張りは目に見えず、計ることができません。
仕事というものはストレスも頑張ることも当たり前と
考える方が大半かもしれません。
仕事に大きなストレスを感じても、
寝て食べて元気に働けていたら
そんなものかなとも思います。
私の場合は日常生活がままならなくなるような
ストレスを抱えることが度々ありました。
そこから逃げ出すこともできず、
その苦しみを人に話すこともできませんでした。
そんな状態でも、病気になったり、
仕事を休んだりすることもしませんでした。
周りからは仕事を楽しんでいる人に
見えたかもしれません。
努力と根性
自分でも頑張りすぎるほど頑張っているから
何とかなっていることに
気付くことができていませんでした。
仕事モードにスイッチが入る
ことは誰もがあると思います。
1日8時間をみんながマラソン程度
で働いているとすると
私の場合は全力疾走しているという状態
だったのではないかと思いました。
事務職に自分が向いているのかは
経験がないのでわかりませんが
今の仕事よりも自分らしく働ける
のではないかと思いました。
全力疾走でなく、時には歩いたり、座ったり、
ゆっくり呼吸しながら働く自分を想像しました。
怪我をしなければ、
きっと転職を考えることはありませんでした。
その当時、事務職への転職が成功していれば、
怪我の功名と言えましたが
失敗したんです😣
次回は初めての異業種転職に失敗した
経緯を書きます。